【宅配クック123】高齢者に知る権利はあるのか?2023.8.26朝食
2023.08.29更新
2023.8.25夜121-85-36.8
2023.8.26朝104-67-36.1
朝食 宅配クック123 刻み普通食
- 鶏肉と野菜の和風醤油煮
- ミートボール(オニオンソース)
- 白菜と青菜のそぼろあんかけ
- おくらと湯葉のお浸し
- あみ佃煮
母をショートスティから帰宅・・・いや、回収!?
ショートスティ先でコロナ発生!とのケアマネの連絡で決断。
回収時にスタッフとちょっと話をしたのだが、どうも滞在者には告知していない様子。
母も知らなかった。
滞在者に情報開示・・・パニックの可能性と知る権利との選択?
滞在者は認知症を患っている方も多いだろう。
ショートスティの施設だし、当然だ。
認知症を患っている利用者(滞在者)に、施設内でコロナ発生と情報提供し、別室に隔離したので、安心してください・・・・っと説明したとしても、コロナ発生という事実の方がインパクトが強く、安全を確保しているという事実を理解できないかもしれない。
こうなると、パニックになりかねない。
興奮した20人以上の利用者をスタッフ5〜6人で管理する・・・・しかも、女性・・・・ちょっと難しいかもしれない。
このような最悪のシナリオを想像して、利用者に「コロナ発生」の事実を知らせない。
これは、現場の意見として理解できる。
知る権利を重視する。
高齢者にも基本的人権が保障されるべきであるという考えが根底にある。
パニックの可能性は、スタッフの粘り強い説得で回避することになるだろう。
正論・・・・だろうが、現実として難しいと僕の経験上考えてしまう。
まず、認知症を患っている人には理解できない・・・理解できる能力がない。
裁判となれば、医師などに当時理解できる能力があったか否かを判断してもらうことになる。
しかし、現場ではそんなことは時間的に費用的にできないだろう。
認知症を患っている人は、その程度にかなりの個人差がある。
この人は理解できそうだ、この人は理解できないそうだ・・・・っと知る権利を重視すると、理解力という基準で個別に告知するか否かを判断することになる。
これは、かなり高度な判断が必要なり、現場で判断はできないと思う。
そもそも「知る権利」は、権利・・・行使するか否かは利用者に委ねられている。
契約書を見ると、この点の記載はない。
僕は、今回の対応には満足している。
人員の余裕のある状況ではないことも考慮すると、当然の判断であると考える。
今回の件は、高齢者の知る権利の確保をどう考えるか?
制限していいものなのか?
権利行使の手段をいかに確保するか?
色々と考えるキッカケになった。